ネスのゲーム研究部屋

ゲームについてなど私の思いついたことをつらつらと

「夢で終わらせない」から見る、自分を見失わないために

今回は第二回ですが早くも少しゲームミュージックの話題も絡めつつ、違う話題をしたいと思います。


出来ればゲーム中心の話題を書きたかったのですが、どうしても自分が三十年程生きてきて感じた事についてここに記事として残したいと思ったので出来るだけ硬くなり過ぎないよう書いていきます。

最後まで読んで頂けるとありがたいです。

絶対に何か自分が気付けなかったものがあると思います。



最初にこちらをご存知でしょうか?

オリジナルのバイオハザード1のエンディング曲「夢で終わらせない」であった歌詞に

「押し付けのマニュアルに縛られてちゃ、前が見えない」

「風をナビにしてレールの上歩いて行こう」

バイオハザード

この言葉は今も昔も私達人間が自分らしく生きるために「肝に銘じて」欲しいものだと思っています。


何が言いたいのかというと私達は人それぞれ違う人間であるように、既存の成功例や価値観に縛られて自分を見失わないようにして欲しいということです。



この記事では心理学の用語も少しだけ混ぜて、あくまで人生を良くするための可能性の一つである「精神性」の話として捉えてくれるとありがたいです。



現代では色んな分野の成功者、著名人や偉人と呼ばれる人達の言葉や行動を鵜呑みにして、自分の人生にも同じように反映させようとします。

もちろんそういった知識は活かすのはとても素晴らしい事で悪いことではありません。

しかし既存の知識や実例にはその人にとっては正しいものから、悪いものまで本当に人によって千差万別です。


正しいものであれば自分の目的を最適解で達成させその知識は力になり、良いことだと思います。

それに本当に自分で決めた事であるならそれを止める権利は誰にもありません。


問題は同じように習おうとしても心理的ホメオスタシス(自分のライフスタイルや環境を維持しようとする心理)が働いて、自分のコンフォートゾーン(自分が心地の良く感じる領域)に入ってしまい三日坊主になってしまうのが多いということ。

更に「自分で決めた事だ」と言っていても「この人が言っているから正しい」「これだけ成功した人だから同じようにすれば自分も成功できる」等、気付かない内に盲目的になってしまい本来の自分の思考を停止させるというのが恐ろしい事です。


人は自然と自分とは違うものを恐れ、自分が知らない事、不可解な事を恐れ、遠ざけてしまうものです。

歴史から見てもそのせいで人は武器を造り出し自分とは違うものを攻撃し、やがて戦争という負の産物が出来てしまったのではないだろうか。


だから、新しいものを受け入れられるのは例え素晴らしいものでも時間がかかるか、極端に賛否が分かれる、もしくは既存の悪い固定観念をもった集団に潰されてしまうのが紛れもない事実です。


自分の目的のためのものがいつの間にか自分が見付けて気に入った言葉、行動、メディアが報じたイメージ戦略を鵜呑みにしてそれを正義、それ以外は悪という極端で短絡的な思考になってそれを定着させてしまいます。


成功者、著名人達の言葉、行動はあくまで一つの一例であって、絶対的な真理ではありません。

ましてやメディアの報じる真実とされるものは、ほとんどが世界のトップに立つ悪い意識をもった集団がふき込んだ人を都合の良いように操るためのイメージ戦略に過ぎません。


私は様々な成功者、著名人、偉人とされる人の本を読んで来ましたが、中にはたまたまその人の環境と運が良かっただけの事をあたかも絶対的成功例として上げているものもかなりありました。

これは非常に厄介で読んだ人が惑わされて、その人の人生を狂わせる要因の一つになってしまいかねません。

自分とそれ以外の人は同じ人間であってもまったく別のものです。

他人の価値観が絶対に自分の人生のバイブルになるということはないです。

あくまで自分で選択する際のエッセンスです。


人生の主役は自分であり、自分にしかない選択や結果があるのを忘れず、あらゆる知識を取捨選択して自分らしく感じて生きて欲しいと思います。


「夢で終わらせない」の歌詞のように学校や企業のように集団的で錆びた固定観念を押し付けてマニュアル通りに操ろうとするものに惑わされず、本来の自分らしさ、感じた事を風としてそれをナビにレールの上を歩んで欲しいのです。



話は変わり人間関係や恋愛の事も少しお付き合い下さい。

どうか敬遠せず読んで欲しい。


人間関係や恋愛においても今自分の周りの環境の身近にいる人、会う人に惑わされないで欲しいのです。

これは色んな実例を見たり、知ったりしたから言えることです。


その人は本当にあなたの事を愛しているのでしょうか?

良く考えてみて欲しい。

優しくされて、親切にされて、色々相談にも聞いてくれる。

本当に尊敬出来て、好きになってしまっても一度考えてみて欲しい。


「お相手の動機は本当にあなたのためを想ってのものか」


人を疑えと言っているのではなく本当にあなたを愛してくれる人がいるのに、目の前にいる相手が欲望のためにばら蒔いたエサに食い付いて、自分の幸せを台無しにして欲しくないということを言いたいのです。


本当にあなたを愛してくれる人は今目の前にいなくても、自分が気付かない所や小さな所、つまり盲点になっている所に隠れているものです。


私も苦く悲しい経験をしたので、これだけは言えるのです。



最後に言いたいことは、おそらくこの記事もまた賛否の分かれるものになって、色んな事を思う人もいると思いますが、ここまで読んでくれてありがとうございます。

それと今聴いても「夢で終わらせない」は本当に名曲ですね(^^)

今回はここまでに。

次回の記事はゲームの話に戻ります。